本記事ではSNSリスクマネジメント検定の取得メリット・難易度・勉強方法まで網羅的に解説していきます。
- SNSリスクマネジメント検定はSNSでの炎上リスクを軽減するため、基礎知識やトラブルの対応方法を正しく身に付けることを目的とした資格です
- 受験には講義の受講が必要ですが、オンライン(PC・スマホ)で受講が可能かつ、金額は11,000円と少額なため、比較的取得への難易度は低いといえるでほう
- 資格取得後は「認定」として履歴書・名刺・ホームページに記載が可能なため、就職・転職はもちろん幅広いアピールが可能になります
編集部おすすめSNSマーケティング書籍
SNSリスクマネジメント検定の資格概要
SNSリスクマネジメント検定のおすすめ度
総合評価: 3.50
難易度: 1.00
人気度: 3.00
実用度: 4.00
SNSリスクマネジメント検定は、SNSの基礎知識から炎上のメカニズム、対策までを体系的に学べる講座です。スマホやPCなどから講義動画を見ながら、SNSの基礎知識から炎上のメカニズム、予防策まで体系的に学べます。
資格を提供する「一般社団法人SNSエキスパート協会」は、他にもSNS運用に関する「SNSエキスパート検定」を提供しており、こちらもおすすめです。SNSエキスパート検定(初級・上級)も併せると、2019年の検定開始受験者数は以降増加を続け、2022年現在累計で4000人を超えており、今後も注目が集まる資格となっています。
資格名 | SNSリスクマネジメント検定 |
主催団体 | 一般社団法人SNSエキスパート協会 |
難易度 | ー(合格率を公開していないため) |
種別 | 民間資格 |
合格率 | 非公表 |
合格点 | 正答率90%以上 |
試験日程 | 随時実施 (オンラインで受験可能) |
受験会場 | 随時実施 (オンラインで受験可能) |
受験資格 | SNSリスクマネジメント検定の講義動画を視聴していること |
受験料 | 11,000円(税込) |
試験形式 | 試験時間:30分間 問題数:全30問(選択式) |
SNSリスクマネジメント検定を活かせる仕事
企業広報・マーケティング担当者、教育機関、新人研修担当など幅広い職種で応用が可能です。
マーケティングチャネルとしてSNS(Instagram、Twitterなど)を持つマーケティング担当や広報担当、企業のSNSマーケティングを支援する広告代理店、制作会社などSNSマーケティング・広告に携わる多くの職種で活かせる仕事です。また、終了時は合格者は「SNSリスクマネジメント検定」の認定を受けることができ、名刺などに記載できる認定ロゴの利用が認められます。
また、SNSエキスパート検定を同時に取得することもおすすめです。SNSの企画・運用の知識まで保持していることのアピールにつながり、より「SNSの専門家」として就職・転職でも活かせることでしょう。
SNSリスクマネジメントの取得メリット
メリット①:講義・受験ともにオンラインで完結
SNSリスクマネジメント検定は、50分のオンライン講座受講ののち、動画学習後にオンライン試験を受検いただき、合否を判定いたします。オンライン講座はPCでもスマートフォンでも受講が可能かつ分量も50分と多くはないため、手軽に隙間時間を使って学ぶことが可能です。
メリット②:資格取得後は履歴書・名刺・企業HPに記載できる
SNSリスクマネジメント検定の合格後は、「認定ロゴ」「認定証書」「履歴書の記載」の3点が取得可能となります。就職・転職時の活用は個人としての活用もちろん、企業としてホームページや従業員の名刺などに記載することで、SNSのリスクマネジメントへ企業として着手していることのアピールとなります。
SNSリスクマネジメント検定の難易度
SNSリスクマネジメント検定の合格率は公開されていませんが、試験の出題範囲は50分のオンライン講義になるため試験範囲・難易度ともにそこまで難易度は高くないと想定されます。
SNSエキスパート検定合格に必要な勉強時間
SNSリスクマネジメント検定は試験の受験にあたり講義の受講が必要となります。オンラインで提供され、講義の長さは50分と短時間で試験に臨むことが可能です。詳細は下記の表をご覧ください。
学習時間 | 学習内容 |
---|---|
50分 | 第1章 SNSとは SNSによる情報発信の変化やその使われ方を理解する 第2章 SNSを利用する心構え SNS利用時のルールやマナー、各SNSの利用規約を理解する 第3章 SNSのリスクを知る SNSでの不用意な発言によって個人や企業にもたらされるリスクを理解する 第4章 炎上やトラブルの予防策 SNSへ投稿する際の留意点や個人情報・公開範囲の管理方法について理解する 第5章 炎上やトラブルの対応策 企業や従業員が炎上やトラブルに巻き込まれた際の対応策について理解する 補章 炎上やトラブルの予防と対策(SNS担当者編) 企業のSNS担当者が知っておきたい、炎上やトラブルの予防と対策について理解する(※補章は検定試験の対象範囲外です) |
SNSリスクマネジメント検定の勉強方法
前述の通り、SNSリスクマネジメント検定の受験には講義の受講が必須になります。講義はオンラインで提供されるため24時間365日予約専用のホームページから予約が可能です。
SNSリスクマネジメント検定対策のおすすめ本・参考書
ここからはUkatta編集部おすすめのSNSマーケティングやリスクマネジメントを学べる本をご紹介します。
2022年9月現在直接的にSNSリスクマネジメント検定を対策する本は、存在していません。しかしリスクマネジメント検定を受ける方・受けない方にかかわらず、考え方や概要を学びたい方にとっては本の学習もおすすめです。
SNSマーケティングはじめの一歩 無理なく成果を出し続ける運用のコツ
SNSエキスパート検定の初級・上級の講義を担当する後藤さんの著書の一冊。SNSエキスパート検定は対策本や過去問が公式には出版されていないものの、講義担当の書いた本であれば試験範囲とはいかなくても根本的な概念などは似通っている部分が多いと考えてもよいでししょう。また、受講した広義の復習用教材としても活用できそうです。
SNS公式アカウント運営者のための企業の信頼失墜を防ぐ 法的リスク・炎上対策
SNSマーケティング大全
TikTokで人を集める、モノを売る ; 世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書
SNSマーケティングのやさしい教科書。改訂新版 Facebook・Twitter・Instagram─つながりでビジネスを加速する最新技術
SNSリスクマネジメント検定の口コミ・評判
SNSリスクマネジメント検定を受けて
毎日使っているLINEやTwitter、Instagram等のSNS。
「炎上しないように」「これ、SNSでは載せちゃダメだよな…」等、自分の見たニュースや炎上事件などから、なんとなくで判断していることについて改めて学び直すことができて良い機会となりました。
実際の炎上の事例を聞いて、一番恐ろしいと感じたのが「SNSを利用していなくても、自分の普段の行動が拡散される恐れがある」という事です。
例えば「バイトテロ」では、自ら不適切行為を発信する事件が多いですが、SNSをやっていなくても不適切行為を見ていた人に情報発信される可能性があるということですね。
モラルのない行為をするのは論外ですが、今回学んだことで「確かにそうだな…」と思いました。
我々はSNS社会に生きているのだということを再認識する良いきっかけとなりました。
(引用元:SNSリスクマネジメント検定を受けてみた)
SNSリスクマネジメント検定と関連する資格
- SNSエキスパート検定
- CGクリエイター検定
- IT検証技術者認定試験(IVEC)
- Google Marketing Platform 認定試験
- Google 広告の認定資格
- Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
- モバイルサイト認定資格
- AWS認定
- Webデザイナー検定
- ソフトウェア品質技術者
- IoTシステム技術検定
監修者
經田 原弘
東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻修了。大学時代は3次元の医療データの平滑化処理を研究テーマとし、大学院時代はJAXAと協業し、月探査機かぐやの衛星データから、月面上の水の存否について調査していた。新卒では株式会社リクルートにてレコメンドシステムの開発等に従事し、現在は製造業系スタートアップにてデータサイエンティストとして勤務。応用情報技術者試験・E資格合格者。