本記事ではYouTube 認定資格の取得メリット・難易度・勉強方法まで網羅的に解説していきます。
- YouTube認定資格はYouTube動画配信者・制作者に向けて、Googleが公式に提供する資格試験です。YouTube配信者だけではなく、制作会社やマーケティング担当などの多くの職種で活かせる資格です
- 時間・場所を選ばずに受験可能な試験かつ、不合格だった場合でも24時間後には再受験が可能なため難易度は低いといえます
- 受講にはパートナーマネージャー(後述)へ問い合わせの上、4つのコースのうち自分に適したコースを選ぶことができます。
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YouTube 認定資格とは?役に立つ?
YouTube 認定資格はYouTube プラットフォームを利用して活動する個人や企業が、チャンネルの作成、成長、最適化、収益化に関する詳細を学ぶことができる認定試験です。
条件を満たしているクリエイターやパートナーが YouTube の高度なシステムやツールを活用できるようにするための一連のコースで構成されています。これらのコースでは、著作権管理や高度な分析などの概念に焦点を当てています。
YouTube 認定資格プログラムのおすすめ度
総合評価: 3.00
難易度: 2.00
人気度: 3.00
実用度: 4.00
YouTube 認定資格プログラムの資格概要
資格名 | YouTube認定資格 |
主催団体 | |
難易度 | ー(合格率を公開していないため) |
種別 | 民間資格 |
合格率 | 非公表 |
合格点 | 非公表 |
試験日程 | 随時実施 (オンラインで受験可能) |
受験会場 | 随時実施 (オンラインで受験可能) |
受験資格 | 特になし |
受験料 | 無料 |
YouTube認定資格を活かせる仕事
ビジネスとしてYoutubeチャンネルを持つ企業や、企業のYoutubeチャンネル開設や運営を支援する広告代理店、動画制作を代行する制作会社などYoutubeマーケティング・広告に携わる多くの職種で活かせる仕事です。転職でもYouTubeに関する専門的な知識があることの証明となるため、上記のような職種へ転職する際はアピールとなるでしょう。
YouTube認定資格の特徴
YouTube 認定資格では、ビジネス関連の業務を対象とした 4 種類のコースを用意しています。それぞれの対象者とコース内容について解説していきます。認定資格の詳細を知りたい場合は、Googleの公式HPから確認できます。
コンテンツの所有権に 関するコース | アセットの収益化に関するコース | 音楽に関するコース | 音楽著作権管理 | |
---|---|---|---|---|
チャンネル管理者 | 推奨 | |||
ビジネス運営者 | 推奨 | 推奨 | ||
デジタル著作権の管理者、法務担当 | 推奨 | 推奨 | 推奨 | 推奨 |
アーティスト チャンネルの管理者とレーベルの担当者 | 推奨 | 推奨 |
コース①:コンテンツの所有者に関するコース
CMS、著作権、申し立て、アナリティクスに関する確固たる知識を身につけることができます。
- 対象者: コンテンツ管理者、ビジネス運営者
- 取り上げるトピック:
- YouTube での著作権
- CMS でのビジネス運営
- Content ID での権利の行使
コース②:アセットの収益化に関するコース
デジタル所有権、高度な分析、複雑な申し立てのケースなどについてさらに理解を深め、アセットの収益アップと最適化を図ります。
- 対象者: デジタル著作権の管理者、法務担当、ビジネス運営者
- 取り上げるトピック:
- 収益向上のためのアセットの最適化
- 収益に関する分析とレポート
コース③:音楽に関するコース
アーティストやチームに合った戦略を使ってアーティストのファン層を広げ、チャンネルのパフォーマンスを測定する方法をご紹介します。
- 対象者: デジタル著作権の管理者、法務担当、アーティスト チャンネルの管理者、レーベルの担当者
- 取り上げるトピック:
- コンテンツ戦略とチャンネル戦略
- プロモーションや働きかけ
- 分析
- 収益
- 基本的な著作権管理
コース④:音楽著作権管理コース
音楽業界のデジタル著作権管理者向けのレッスンを通じて学ぶことにより、音楽の著作権を大規模に管理し、カタログからの収益を最大化できます。
- 対象者: デジタル著作権の管理者、法務担当、アーティスト チャンネルの管理者、レーベルの担当者
- 取り上げるトピック:
- YouTube における音楽の著作権
- 収益向上のためのアセットの最適化
- Content ID の申し立てとポリシー
- コンテンツ配信とレポート
YouTube認定資格の難易度
Googleの公式HPに書いてある通り、YouTube認定資格は時間・場所を選ばずに受験可能な試験かつ、不合格だった場合でも24時間後には再受験が可能なため難易度は低いといえるでしょう。プログラムを受けておけばほぼ合格が確約されたようなものなので、資格を保持していることのみをアピールしたい場合は非常に有効な資格といえます。
ただし、認定資格は1.5年のみ有効なため注意が必要です。有効期限が切れた場合再受験が必要となります。
YouTube認定資格には、認定資格を得るための「コース(講座)」が存在します。
コースの受講には条件があり、YouTube 認定資格コースには、パートナー マネージャーによるサポートを受けているか Content ID へのアクセス権を持つクリエイターまたはパートナーのみ参加可能です。
そして、前提としてYouTube 認定資格を取得するには次の要件を満たしている必要があります。普通にしていれば違反することはない内容ですが、気になる方ははコミュニティガイドラインの確認を行った方がベターです。
GoogleHPより引用
Google アカウントを持っている。詳しくは Google アカウントの設定についての記事をご覧ください。
利用規約とコミュニティ ガイドラインを含む現行のすべての YouTube ポリシーを遵守している。
YouTube認定資格の概要についての説明は下記動画も参考になります。
YouTube認定資格取得に必要な勉強時間
コースを修了するには、
- 自分のペースで学べるコースの教材を完了します。
- 試験を受けます。制限時間は 2 時間です。最初の受験で合格できなかった場合は、24 時間後以降に再受験できます。
試験に合格するには 75% 以上正解する必要があります。修了すると確認メールが届きます。コースの修了証は 18 か月間有効です。18 か月後には再受験する必要があります。
下記の記事はYouTube Musicについての記事になりますが、YouTube認定資格の試験対策について解説をしてくれていますのでぜひ参考にしましょう。
YouTube認定資格の勉強方法
YouTube認定資格を受講する場合は(参加条件を満たしていることを前提として)、コースへの申し込みについてパートナー マネージャーに問い合わせください。パートナーマネージャーがヒアリングの上、受講者がどのコースが適しているかに必要な情報を共有してくれます。
- パートナーマネージャーとは?
-
パートナー マネージャーの役目は、クリエイターの潜在能力を最大限に引き出すことです。パートナー マネージャーは自分専任の YouTube エキスパートのような存在です。
YouTube での成功を支援するためにパートナー マネージャーが提供するサポートには、次のようなものがあります。
- 個別サポート: クリエイターと定期的にミーティングを行います。チャンネルの目標設定や最適化戦略について相談したり、YouTube チャンネルの運営にあたって疑問に感じていることを質問したりすることができます。
- クリエイター向けのイベントやワークショップへの特別招待: 成長意欲の高い他のクリエイターと交流できる YouTube 主催のイベントやワークショップに、パートナー マネージャーが特別にご招待します。
- クリエイター向けの新しいプログラムやサービスを一足先に体験: YouTube の新機能の提供や試験的なパイロット プログラムへの参加など、クリエイター向けの新しいプログラムに関する情報をいち早くお届けします。
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【学習内容】
- 約300分の動画講座
【講座料金】
- 49,000円(税込 53,900円)
- ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます
YouTube認定資格と関連する資格
- CGクリエイター検定
- IT検証技術者認定試験(IVEC)
- Google Marketing Platform 認定試験
- Google 広告の認定資格
- Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
- モバイルサイト認定資格
- AWS認定
- Webデザイナー検定
- ソフトウェア品質技術者
- IoTシステム技術検定
監修者
經田 原弘
東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻修了。大学時代は3次元の医療データの平滑化処理を研究テーマとし、大学院時代はJAXAと協業し、月探査機かぐやの衛星データから、月面上の水の存否について調査していた。新卒では株式会社リクルートにてレコメンドシステムの開発等に従事し、現在は製造業系スタートアップにてデータサイエンティストとして勤務。応用情報技術者試験・E資格合格者。