AI講師が本気でおすすめするChatGPT×Excel学習の参考書4選!

Excelの学習を進めているとき、参考書や研修の範囲外の部分を勉強したくなったことや、利用シーンを深掘りしたいので質問したい箇所が発生したことはないでしょうか?

そんな「かゆいところに手が届く」勉強方法がChatGPTを活用したExcelの学習です。これからExcelの学習を始める人や、VBAやマクロなどのより難解なものに学習を発展させたい方にとっても、信頼できる回答を返してくれるのがChatGPTを活用したExcel学習です。

これを機にChatGPTを活用して効率よくExcel学習を進めたいものの、どのような参考書や勉強方法があるかわからないという方も多いのではないでしょうか?

本記事では現役のデータサイエンティストかつ、業務でExcelを活用する著者の目線から、実際に目を通したおすすめの参考書を紹介していきます。

監修者
經田 原弘
東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻修了。大学時代は3次元の医療データの平滑化処理を研究テーマとし、大学院時代はJAXAと協業し、月探査機かぐやの衛星データから、月面上の水の存否について調査していた。新卒では株式会社リクルートにてレコメンドシステムの開発等に従事し、現在は製造業系スタートアップにてデータサイエンティストとして勤務。応用情報技術者試験・E資格合格者。

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目次

ChatGPTでExcelを学ぶメリット

まずはそもそもChatGPTとは一体なにで、Excelでどんなことができるのかを見ていきましょう。

ChatGPTとは?

ChatGPTは、OpenAIによって開発された大規模な自然言語処理モデルで、人間のように文章を生成し、質問に回答し、対話を行うことができます。

膨大なデータから学習をしており、一般的なインターネットのWebページ、書籍、ニュース記事、ウィキペディアなどのテキストデータが使用して、自然言語のパターンや文脈を学習して質問への回答を生成します。

ただし、様々なソースからのテキストデータを使用していると想定されますが、具体的なデータソースは、OpenAIが公開している情報以外は明確にされていません。

ChatGPTでExcelを学ぶメリット

本記事の読者はExcelを参考書や研修、動画など様々な方法で学ばれていることでしょう。

各勉強方法との比較をしたときにExcelをChatGPTで学ぶ大きなメリットは大きく分けて、「①正確性の高い答えが返ってくること」と「②質問を続けることで、講師がいらず継続的な学習につなげられること」の2点です

メリット①:正確性の高い答えが返ってきやすい

ChatGPTは学習データに全世界の情報(主に英語の情報)を取り込んだうえで回答をしているため、精度の高い解答が返ってくる仕組みになっています。

Excelに限らずMicrosoft Officeのツール(Word,Powerpointなど)は全世界で使用されるため、特に英語のソースが多いため、信頼度の高い解答が返ってきやすいです。

メリット②:継続的に学習できる

一度Chat GPTの扱い方を覚えてしまえば、人間に聞くよりも正確な答えが速く返ってきます。Excel講師に質問する際でも質問したい内容の具体化の作業が必要で、それを「文章にするか」「口頭にするか」という聞き方の違いにすぎません。

これからExcelを学びたい人にとっては、Excelの参考書や研修では学べない部分をChatGPTに質問したり苦手分野を補うことでより学習効率が高くなるでしょう。

Excelへの活用例

次は「Excel学習にChatGPTをどのように活用できるのか?」を見ていきます。

ChatGPTを活用することであらゆる学習がしやすくなったことは間違いない事実ですが、Excelも同様に関数の説明からVBAのコード記述まで広く・深く学ぶことができます。下記はExcelをChatGPTでできることを、編集部で調査した表です。

スクロールできます
活用方法具体例
基本的なExcel機能・操作の学習・Excel学習の全体像を問いかけて、目的・目標に対して何を学ぶ必要があるかの項目を網羅的に聞く
関数・実務での特定の関数の利用方法について聞く
・関数の組み合わせるケースが多い関数を聞く(INDEXとMATCH関数など)
・関数を正しく理解するための練習問題を考えてもらう
ピボットテーブル・テーブルの作成、データの追加、フィールドの変更、データのフィルタリングなど、ピボットテーブルの基本的な操作を学ぶ
データの分析・グラフ化・グラフ作成時に何のグラフ・関数を使用することが最も伝わりやすいかを聞く
マクロ・VBA・VBAのコードを作成・デバッグしてもらう
・誰かが書いたVBAのコードをコピーして何をしているかを言語で教えてもらう

Excelの主機能だけでも多様な学び方ができ、基礎的な事項は大体ChatGPTに聞けばわかる解答が返ってきます。さらに質問(プロンプト)によっては、練習問題や資格試験対策の例題も作成可能です。

書籍や研修などのカリキュラムを補完することができますし、学習の全体像だけ先に押さえておけば最初からChatGPTのみでの学習も可能です。使い方次第で大きく学習効率が変わるツールといえるでしょう。

ChatGPT×Excelの参考書・動画の選び方

ChatGPTは流行りではあるものの、参考となる書籍は玉石混交で何を選べばいいかわからなくなることもあるでしょう。ここからは、編集部がおすすめする「ChatGPT×Excelの参考書の選び方」から紹介していきます。

ChatGPT×Excelの参考書の選び方
  1. 最新の情報を扱っているか
  2. ChatGPTの仕組みや得意・不得意を理解できるか
  3. 著者に権威性があるか

選び方①:最新の情報を扱っているか

選び方の一つ目は「最新の情報を扱っているかどうか」です。

前提として、生成系AIの分野はアップデートが速いです。新鮮さを欠いてしまった場合、前提となる情報が変わるため図らずも学習が非効率になってしまう可能性が高いです。

そこでおすすめなのが「Kindle」での学習です。電子書籍の特性と最新トレンドの相性はとてもよく、Kindleのみで販売する書籍には出版後も追加・削除などの修正が可能なため、最新の情報を追加アップデートをし続けることができます。

例えば下記の本は最新の情報が常時追加され情報の鮮度を保っています。

たとえば、Excel内にはChatGPTを使わずともExcel内でChatGPTに質問できる「AI.ASK」など新しい関数が存在します。今後もアップデートしていく可能性が高いため、最新の情報をキャッチアップできる参考書を選びましょう。

選び方:ChatGPTの仕組みや得意・不得意を理解できるか

ChatGPTでできることはほぼ無限にあるといっても過言ではないほど、様々なパターンがあり、目的によってはExcel以外の方法でも自動化・効率化、品質向上が可能な場合も考えられます。

また、「ChatGPTをうまく扱えない」「回答の精度を高められない」という方もいらっしゃると思いますので、そもそもChatGPTの扱い方(プロンプトの打ち方)のパターンを覚えたり、原理・原則を覚えると講師や専門家に聞かずとも自学自習ができるようになります。

SUM関数の使い方を聞く場合の質問例

実際にGPT-3.5に質問をしてみましょう。例えば、関数の使い方をひとつ知りたいにしても「SUM関数の使い方を教えてください」という問いの投げ方よりも、下記のような具体的な質問をした方が回答の精度が高くなります。

【質問】ある企業の売上を記録した エクセルのデータがあります。A列は商品名、B列は各商品の売上の数値が入力されています。B列の売上の合計を計算したい場合に使う計算式を教えてください

【GPT3.5からの回答】
エクセルでB列の売上の合計を計算するためには、SUM関数を使用します。以下の手順に従ってください。
①B列の合計を計算したいセル(例えば、C1セル)を選択します。
②"="(等号)を入力します。
③SUM関数を入力します。関数名の後ろに開き括弧 "(" を入力します。
④売上のデータが入力されているセルの範囲を指定します。この場合、B列のデータ全体を指定する必要があります。たとえば、B2セルからB10セルまでのデータを指定する場合、B2:B10 と入力します。
⑤閉じ括弧 ")" を入力します。
⑥入力を確定するためにEnterキーを押します。
例えば、B列のデータがB2からB10までに入力されている場合、以下のように計算式がなります: =SUM(B2:B10)
この計算式を入力すると、B列の売上の合計が計算され、C1セル(もしくは任意のセル)に表示されます。

選び方③:著者に権威性があるか

現時点でのChatGPT-4のExcel活用のソースは限られており、信頼できる情報が少ないのが事実です(2023年5月現在)。特に、Amazon内で「ChatGPT Excel」と検索すると、Kindle Unlimitedの対象で無料ですが匿名で品質が担保できていない参考書が散見されます。

日々の業務の参考になるような良書とそうでないものを見分けるひとつの基準は「実名・社名で執筆しているかどうか」です。

例えば下記の本はそもそもUdemy(オンライン動画講座のプラットフォーム)で有名な講師が執筆した良書です。

現時点でのChatGPTは「問い」に対して正確に答えられるものの、「問いの投げ方」が悪い場合は抽象的な回答しか返って来ません。そして、「どのような問いを投げれば、目的に対しての答えが返ってくるか良いか」はその領域の専門家が最も詳しいはずです。

Excelを学ぶのであれば、Excel講師が書いた書籍や、きちんとした出版社がファクトチェックや編集をしている書籍を選びましょう。

ChatGPT×Excelのおすすめ参考書

【おすすめ】Excel×ChatGPTでビジネスが加速する!AI仕事術

本書はExcel×ChatGPTの分野では唯一と言っていいほど、有用かつ信頼度の高い書籍であると言えます。著者のたてばやし淳さんは受講者12万人のUdemy講座を運営している(2023年5月時点)Excelの分野で著名な方です。

Excel講師ならではの深い知識をもとに執筆されているため、関数・数式の組み立て、データ処理、ピボットテーブルの活用方法、マクロなど、幅広く実務でつかう機能を網羅している点もおすすめのポイントです。

さらにKindle Unlimited(月額980円)に加入していれば読み放題が適用されるため、無料に近い感覚で読むことができます。学習意欲はあるけど本を購入するほどでもない方にとっては非常に手に取りやすい一冊です。

先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来

前述の通り、著者自体が有名であることも本を選ぶ上で重要な要素です。本著者はExcelの専門家ではありませんが、OpenAIのGPT-3を活用した国内向けサービスである「Catchy(キャッチー)」の事業責任者の古川渉⼀さんです。

生成系AIのビジネス活用の一人者ですので、これまでのAIサービスとChatGPTとの違いや歴史的背景も含めて、丁寧に説明しています。

「Excel転用の前にChat GPTとはなにか?」と疑問に思っている方や、「Excel以外にもビジネス活用したい場合はどのようにすればいいのか」という問いにしっかりと答えてくれる良書です。

ChatGPT超実践活用法

その他の勉強方法(Youtube動画)

本記事ではExcel×ChatGPTを参考書で学ぶ方法を紹介してきましたが、まだまだ有用なソースが限られているのも事実です。ここからは、無料で学べるおすすめYoutuberを紹介していきます。

動画①:エクセル兄さん たてばやし淳

1人目は既に紹介した「Excel×ChatGPTでビジネスが加速するAI仕事術」の著者である「たてばやし淳」さんです。

本動画ではExcelの使い方をChatGPTに聞くというよりは、Excel内の無料アドインである「ChatGPT for Excel」の説明をされています。ChatGPTと比べると回答の汎用性・自由度は下がりますが、ExcelとChatGPTを行き来しなくてもExcel内の機能で完結するためより手間がかからずに完結するのが動画のおすすめのポイントです。

動画内では新たに追加された関数の「AI.ASK」や「AI.LIST」についても触れられています。これらの関数は「Excelから直接ChatGPTに質問ができる」というものです。

Excel内でも今後機能がアップデートされる可能性が高いため、チャンネル登録をしてキャッチアップし続けていきましょう。

動画②:ユースフル / スキルの図書館

ユースフル / スキルの図書館」は、「できるYouTuber式Excel現場の教科書」の著者である長内 孝平が代表取締役社長を務めるスキルアップ×Youtubeの専門チャンネルです。

上記動画ではExcel×ChatGPTの扱い方について触れていますが、ユースフルのチャンネル自体はExcelの説明にとどまらず、他のMicrosoft Office ツールズ(Word、Outlook、Teams、Powerpoint、PowerQueryなど)や、ビジネススキル全般(営業術、会議術など)を総合的に取り扱っていることが特徴です。

ChatGPTを活用する目的が幅広い方はぜひこちらのチャンネルも目をとおしておきましょう。

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この記事を書いた人

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